今月末・来月初旬に2学期の中間テストがありますよね。
よく『次のテストは頑張る』という言葉を生徒から聞きます。そして、テストが来て大半の生徒は「今回もまた微妙…」と言います。
そしてまた「次は頑張る」と…。
言葉だけ聞けば「おお、そうか。じゃ、頑張れ」と言いたくなります。しかし『頑張る』という決意表明をしただけでは点数は取れません。
何をどのようにやるのか、その部分が抜けてしまっていて、一体何を頑張るのかが、はっきりしません。
点数の悪かったテストの時は、どのように勉強したのか、良かった時はどうだったのか、その辺をしっかり分析し、悪かったのであれば勉強の仕方を改善し、良ければ続ける。
そういう分析をせずに、やる気だけ出したところで空回りするだけです。
そのようなことを繰り返しているうちに
「勉強しても出来ない」
→「やっても無駄」
→「もうやらない」
になってしまいます。
「勉強しても出来ない」ではないのです。
そもそも、その「勉強方法」が間違っていることが多いのです。
問題集をやって、それで出来た気になってしまう。
やるという作業をしただけでは出来るようになっていません。
やった後に、テスト形式で本当に出来るのかどうかの確認をしなくては、実際のテストの時に
「あ~、これ昨日やったやつだ。知ってる知ってる。」
「…!?」
「で、何だったけ?どうやるんだっけ?」
になってしまいます。
確認をして、本当に出来るのかどうか確かめる。
その作業をせずに、出来る気になってしまっている。
ほとんどの生徒がその作業を省きます。
なぜか?
理由は簡単。
出来ないことに気付くと、やらなくてはいけなくなるからです。
やりたくないので気付きたくない。
だからやらない。
そう思っているうちは、成績は伸びません。
その最後のひと踏ん張りが出来るかどうか。
成績が伸びるかどうかは、そこにかかっていると言っても過言ではありません。