☆『次のテストは頑張る』って本当?

今月末・来月初旬に2学期の中間テストがありますよね。

よく『次のテストは頑張る』という言葉を生徒から聞きます。そして、テストが来て大半の生徒は「今回もまた微妙…」と言います。

そしてまた「次は頑張る」と…。

言葉だけ聞けば「おお、そうか。じゃ、頑張れ」と言いたくなります。しかし『頑張る』という決意表明をしただけでは点数は取れません。

何をどのようにやるのか、その部分が抜けてしまっていて、一体何を頑張るのかが、はっきりしません。

 

点数の悪かったテストの時は、どのように勉強したのか、良かった時はどうだったのか、その辺をしっかり分析し、悪かったのであれば勉強の仕方を改善し、良ければ続ける。

そういう分析をせずに、やる気だけ出したところで空回りするだけです。

そのようなことを繰り返しているうちに

「勉強しても出来ない」

→「やっても無駄」

→「もうやらない」

になってしまいます。

 

「勉強しても出来ない」ではないのです。

そもそも、その「勉強方法」が間違っていることが多いのです。

問題集をやって、それで出来た気になってしまう。

やるという作業をしただけでは出来るようになっていません。

やった後に、テスト形式で本当に出来るのかどうかの確認をしなくては、実際のテストの時に

「あ~、これ昨日やったやつだ。知ってる知ってる。」

「…!?」

「で、何だったけ?どうやるんだっけ?」

になってしまいます。

 

確認をして、本当に出来るのかどうか確かめる。

その作業をせずに、出来る気になってしまっている。

 

ほとんどの生徒がその作業を省きます。

 

なぜか?

理由は簡単。

出来ないことに気付くと、やらなくてはいけなくなるからです。

やりたくないので気付きたくない。

だからやらない。

 

そう思っているうちは、成績は伸びません。

 

その最後のひと踏ん張りが出来るかどうか。

成績が伸びるかどうかは、そこにかかっていると言っても過言ではありません。