☆受験というシロモノ

一昨日夜、都内中学生の今年の受験傾向の一つの指針である「志望調査」の結果が来た。

それによると、やはり「都立離れ」が進んでいると。

平均偏差値以下の高校の倍率は去年同様に低く、私立に流れていると予想出来る。

私立高校の実質無償化、そして大学センター試験の変貌が影響していることは明らか。

それもセンター試験に変わる入試のあり方が未だにはっきりしないことが原因。

英検等の民間試験の活用、そして記述式の導入の頓挫により、来年以降の大学入試が見えてこない。

大学の入試を避けるため、私立高校に流れている。

大学の付属高校または推薦枠を多く持っている私立高校に流れたのは懸命な判断としても不思議ではない。

 

高校にせよ、大学にせよ、少子化による生徒募集の難しさから学校法人としての存続をかけた生徒集めに走り、推薦枠を増やしていることもあり、推薦で入試を済ませる傾向になっている。

 

これが良いのか悪いのか分からないが、そもそも「入試って何のため」という疑問にぶつかる。

時代の変化と共に変わらざるを得ないのは仕方ないが、付け焼き刃的な変化ばかりではすまない時期に来ていると思う。

もっと抜本的な変化が必要だ。

 

センター試験の様に、「変えたい」という気持ちと「変えるにはどういう事が必要か」をしっかり考えた上で、GOサインを出して欲しいです。

大学入試の様に勢いだけでなく…。