☆都立高校推薦入試倍率

昨日、都立高校推薦入試の出願があり、今日その倍率が発表されました。

私立高校の授業料実質無償化によって、私立志向・都立離れが進んだと言われていますが、推薦入試は依然として倍率高いですね。

テストによる入試を避けたいという受験生の思惑が見て取れます。

 

大学入試のセンター試験の改革をうたいましたが、高校入試も改革が必要な時期ではないでしょうか。

もっと言うと、そもそも入試というもの自体の存在意義を一度きちんと考え直す必要があり、小中高の633の教育システム自体、特に小中の義務教育のシステムを改善する必要に直面していると思います。

小中は留年なく、学習のレベルに関係なく、卒業させてしまっています。

その後の高校での学習に、さらにはその後の大学での学習に影響を及ぼしていることは、ニュースになったりしています。『分数の計算の出来ない大学生』というタイトルのニュースを目にしたこともあります。

 

小中それぞれで、実際に身に着けておかなければいけない学習の内容・レベルをしっかり精査して、その基準に至っていない生徒は、もう一度学習し直すなどの処置も必要かと思います。

海外では小学生でも留年します。

日本にも外国籍の子供たちが多くなっていると現代、同じ年齢というだけで学年を決めるというのはどうかと思います。

よく留年した時のその子の自尊心が…という話を聞きますが、出来ないまま上の学年に上がり、学習意欲を削がれる方が問題ではないでしょうか。どのみち苦しむのはその子供です。

 

義務教育というものの目的が、単に社会性を身に付けるだけではなくなっている現代、そろそろ本当に必要な学力というものを見極める必要があると思います。